マスターOのブログ

貴様ッ!見ているなッ!

オナニーマスター綾鷹 第六発

7月21日

 

0721(オナ二イ)の日!!

 

オナニーを司る者にとっての万聖節

 

そのような日には語らなければならないだろう

 

私のオナニーのルーツを!

 

というわけで今回は回想編だッ!!

 

このブログもいよいよ6話目となる…

なんか毎回「このブログもとうとう〇話まできた…」

とか言ってる気がするがとにかく6話目だ!

 

第6話…

1クールアニメとかなら主人公やら

主要人物の重大な過去が放送されそうな

そんな感じのタイミングだ…

 

そろそろこのブログを読んでいる方々も

「この毎回オナホールをレビューしている

アヤタカという男は一体何者なんだ…」

気になり始めている頃だろう…

 

教えてさしあげますよ…

俺の過去の性事情をォ…

中学生編・高校生編・大学生編の

豪華大長編!!

3本仕立てのサザエさん方式でなァ!!

 

 

 

とはいったものの

一気に書いてしまうと軽く1万文字を超えてしまい

卒業論文みたいになっちまうので

今日は中学生編、次回に高校生編&大学生編と

分割して書くことにする!!

 

 

というわけでまずは中学生編だ!

今回の中学生編は

①俺は謎の奇病に侵されていた

②その病の名は

③奇病の正体が予想外過ぎた件

 

 

の3つでお送りしよう!

 

 

※ちなみにだが何故かテイルズオブジアビスという

ゲームの終盤の話を何の脈絡もなく途中から

いきなり始めるのでジアビスをプレイする予定が

ある方は引き返したほうがいい。

あと今更だが下ネタNGな方も引き返したほうがいい。

 

 

それではオナニーマスターならぬ

オナニー少年アヤタカの物語…

開闢である!!

 

 

 

 

 

 

 

 

中学生編 

 

①俺は謎の奇病に侵されていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ホーホー…ホッホー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


モールス信号のごとく一定の間隔で

反響するキジバトの鳴き声。



催眠術にかかった者が暗示を聞いて

術から解けるように13歳のアヤタカ少年は

その鳴き声で朝、目を覚ます。

 

いつもと変わらぬそんな朝…

 

 

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ではない…

 

今日の朝は何かがおかしい…

 

 

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起床してから真っ先にアヤタカ少年を襲った感覚は

寝起き直後の気だるさでも二度寝の欲求でもなく、

スライムの溜まった落とし穴に腰まで

浸かってしまったかのような

生まれてこの方経験したことのない

まったく新しい不快感が下半身にあった。

 

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この不快感の発生地点は下着であった。

 

一度貼ったシールを破れないよう剥がすみたいに

ゆっくりと布団をめくると、

「よう、お目覚めかい?」とばかりに

ぐしょぐしょに濡れた俺のトランクスが姿をあらわす。

 

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「まさか!中学にもなって寝小便をやらかしたのか!?」

 

洗濯機から出したばかりで乾かしてもいない

パンツをそのまま履いているのかと思うくらい

湿っている…

 

寝起きから頭が働くまで30分を要する

アヤタカ少年でも、その歳不相応の

不祥事は眠気覚ましの洗顔の代役を

十分に務めてくれた。

 

とりあえず湿ったままの下着を穿いたまま

着衣泳後の気分を味わい続けるのもバツが悪いので

急いで脱衣する。

 

 

 そこで初めてトランクスに付着していた液体を目撃する。

 

 

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それは言うなれば

片栗粉でとろみをつけた水…

液体のりに似た粘り気のある

見たことのないものだった。

しかも小便にしてはアンモニア臭がしない…

 

 「…なんだこれは…」

 

当時、“たけしの本当は怖い家庭の医学

見ていたアヤタカ少年は危惧する。

 

「なんだ!?これは!?

俺の身体に一体何が起こっている!?

もしや俺はヤバい病にかかっちまったのか!?

 

なにか恐ろしい病にかかってしまい

膀胱とかが破裂してしまうのではないかと…

 

 

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しかし実際はただの小便かもしれない。

もしかしたら昨日だか一昨日だか食った

アイスが膀胱で回りの液体を凝固させ

小便になって排出されたのかもしれない…

寝小便の可能性がある以上、こんなことは

恥ずかしくて親に相談するわけにもいかない…

 

思春期の少年の心はガラス細工並に繊細なのだ。

ちょっとプライドが傷つけられただけで

PTSDになっちまうかもしれない…

 

幸い台無しになってしまったのは

履いていたトランクスだけで布団には

被害は及ばなかったので証拠の隠滅は容易かった。

 

「たしか、このトランクスは小学校から

中学にあがる時にまとめ買いしたやつだ。

中学にもなってブリーフは恥ずかしいからと

大人になりたがって穿き替えたんだっけか…」

パンツを捨てようとした時、ふと昔の

思い出が俺を惑わす。

しかし今は迷っている場合ではない。

こんな過去の背伸びの証は

燃えるゴミと一緒に出しちまおう…

 

大人になりたがって買ったものを

捨てることで大人になれた。

そんな朝だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②その病の名は

 

 

それから数ヵ月後…

 

 

この謎の現象は1,2ヶ月に1度のペースで

訪れるようになった。

 

ある程度時が過ぎて油断した時に発生する。

「天災は忘れた頃にやってくる」と言ったのは

物理学者の寺田寅彦だったか。

まさにその通りだ。

 

忘れた頃に大洪水、ダム決壊

俺のパンツの中はアトランティスだ。

 

一体なんだというのだ…

俺のチンコが学級崩壊を起こしたとでもいうのか…

 

 

俺が寝ている間に家族の誰かが

カルピスでもぶちまけたのかと思ったが

こうも何度も繰り返し発生するということは

それもあり得ない。

 

ついに 俺は自分の最も信頼でき

最も真面目で真剣に話を聞いてくれそうな

幼稚園から付き合いのある友人…

K君に相談することにした。

 

俺はK君に

朝起きた時に謎の液体がパンツに付着していたこと

それが定期的に起きること

それまでは寝小便はしたことがないということ

俺って松田翔太に似てね?ということ

 

全て当時の自分の状況を伝えた。

 

 

 

K君は碇ゲンドウのようなポーズで

俺の話を聞き終えるとアウトレイジの時の

西田敏行ばりの真剣な顔で回答した。

 

 

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K君「お前それ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

HIV(エイズ)やぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺「ェイズ!!!???」

 

月までぶっ飛びそうな驚きのあまりに

エイズのエイの部分が上ずって 

バルログみたいな奇声が出てしまった。

JOYSOUND精密採点で「しゃくり」が

上手ですねと言われてしまいそうだ。

 

 

 

 

続けてK君は言う…

 

 

K君「俺も詳しくは知らんが、

性交渉とか血液感染とかで感染するらしい。」

 

 

俺「性交渉!!!!???」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ってなんだ…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悲しきかな…

当時の俺は赤ちゃんはキスしたらできるものだと

思っていた。そのためセックスという単語すら

知らなかったのだ。

 

 

恥を忍んでK君に聞いてみる。

 

 

 

 

 

俺「K君…性交渉ってなんだい?」

 

 

 

 

K君は悪戯っぽく笑うと優しい口調で

幼稚園の先生が数字の数え方を園児に

教えるようにこう言った。

 

 

 

K君「子どもだなぁ~アヤタカは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キスのことに

決まってるじゃないか!」

 

どうやらこの男も俺と同類だったようだ…

 

 

 

俺「き、キスだと!?

キスなんかペットのパーちゃんとルルカ

くらいしかしたことないぞ!!」

 

 

ペットのパーちゃんとルルカ 

      ↓

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K君「エイズはむしろ動物からの方が移るぞ。」

 

 

俺「ゲエェッ!!」

 

 

 

K君「エイズになったら肌が荒れるらしいぞ。

心当たりあるか?」

 

俺「今までニキビなんかできたこと

なかったのに最近出るようになってきたわ…

あ、あああああああああああああああ」

※中学2年なら当たり前である

 

 

 

 

 

 

役満だ…

K君の言った症状全てがあてはまってしまう…

 

そしてK君は俺に残酷なる真実を告げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

K君

エイズにかかった奴

半年~10年で死ぬらしいぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エイズにかかった奴は

半年~10年で死ぬらしいぞ。

 

エイズにかかった奴は

半年~10年で死ぬらしいぞ。

 

エイズにかかった奴は

半年~10年で死ぬらしいぞ。

 

エイズにかかった奴は

半年~10年で死ぬらしいぞ。

 

 

 

 

 

 

最短で半年、仮に10年でも

23歳までしか生きれない…だと?

 

 

 

日本人の平均寿命は79歳(2006年当時)だという。

伝説を残したアーティストでも27歳までは生きるという。

 

まだ伝説どころか子孫すら残せていない

13歳の子どもに突き付けられた

余命半年という残酷すぎるタイムリミット。

 

俺がいったい何をしたというのだろう。

徳が高い人生を歩んできたとは言うまいが

物を盗んだり人を騙したりした生き方は

してこなかった筈だ。

 

学校にも真面目に通っているし

小学校の時も周りの友達が遊んでいる中

孤独に勉学に励み中学受験戦争を

潜り抜けてきたのだ。

 

その結果がこれか…

花魁…そりゃあ、あんまり袖無かろうぜ…

 

 

しかし人間追いつめられると

一種の悟りのようなものを開くのか

俺は自分自身の問題であるにも関わらず

別のとある人物のことを思い出していた。

 

 

その人物はテイルズオブジアビスという

ゲームの主人公、ルーク・フォン・ファブレである。

 

このゲームはオープニング曲で使用されている

曲がBump of Chickenの「カルマ」で話題になった

ゲームだ。

 

 

※この先ジアビスのネタバレになります。

未プレイで今後プレイする予定のある方は

引き返したほうがいいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルークはゲーム終盤に医師から

 

「今すぐ入院なさってください。

そう遠くない未来に亡くなられる

可能性が高い。入院しても余命を伸ばすことが

できるだけですが…」

と余命宣告されることになる。

 

この医者の宣告に対しルークは

「このことは皆には言うな…

気を遣われるのは嫌なんだ。と返す。

 

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ルークは最期の瞬間まで自分のままで

生き続けることを選択したのだ。 

 

このルークに激ハマりして髪型まで

真似ていた俺はあることに気付いた。

 

「あれ?今の俺、ルークじゃね?」

 

 

テイルズオブジアビス

キャッチコピーは

「生まれた意味を知るRPG

 

アヤタカ少年もまた死を目の前に

突き付けられたことにより

生まれた意味を知ろうとしていた。

 

そうだ…死ぬことが決まったからといって

生き方を変えるような生き方をする必要はないのだ。

俺は最期まで俺らしく生きればいいのだ。

うろたえることはない…

今まで通り生きていけばいいのだ。

 

覚悟を決め俺はK君にこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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俺「このことはみんなには言うな…

気を遣われるのは嫌なんだ。」

 

…カッコ良すぎる…

カッコ良すぎるぞ厨房の時の俺(吐血)…

あまりのカッコ良さに全身鳥肌が

たってきたぜ… 

 

K君は一言つぶやく。 

 

K君「そか…」

 

お前の自由に生きろ…

そう言われた気がした。

 

お前が選択した道ならば俺は止めはせん…

そういった意味が含まれた二文字であった…

と俺は勝手に解釈した。

 

 

今となってはこのK君が心の底から

この台詞を言ったのか、

裏で「寝言は夢の中だけにしとけやw」

ほくそ笑んでいたのかは分からない。

 

まあ、夢見ていた人物の台詞を

そのまま言ったのだからある意味

寝言で合ってはいるが…

 

 

13歳にて下半身に“カルマ”

背負った少年の生まれた意味を知る

闘病生活が始まろうとしていた…

 

 

 

 

 

 

 

③奇病の正体が予想外過ぎた件

 

奇病の正体がまさかエイズだとは…

誰が予想しただろうか…

 

詳しくは知らんがあの

フレディ・マーキュリーをも亡き者にした

恐ろしき病らしい…

 

 

当時まだ俺の家にはパソコンがなく

携帯もぴぴっとフォン」という

3件までしか連絡先が登録できない

通話だけが目的の電話しか持たされていなかった。

 

そのため今のようにエイズ 症状」などと

グーグルやYahooで検索することが

できなかったのである。

 

学校の図書館などで調べることが

できたかもしれないが、自分が死ぬ…

ということを実感しそうだったし

図書館の司書さんに

エイズに関する本ありますか?」と

聞いたら変な心配をかけてしまうかもしれない。

 

結局、俺は死んだら死んだでその時

生き残ることができたらラッキー程度に

考えていた。

 

 

 

そして時は流れ…

 

アヤタカ少年はなんとか半年は

生き延びることができた。

 

当の本人は

「あれ~?俺、なかなか死なねぇ~なぁ~?」

といった感じだったが、

宣言通り生き方を変えることはせず学校から

帰ってはひたすらゲームをするという

リア充極まりない日々を送っていた。

 

そう、彼にとって最期の瞬間まで自分らしく

生き続けるというのは結局のところ

死ぬまでに極力たくさんのゲームを

クリアするということだった。

 

「たとえ明日世界が滅ぶとしても

今日私はゲーム機の電源ボタンを押す。」 

それが少年のモットー。

もはや彼にとって当時販売されていたゲームを

片っ端からプレイしていきそれら全てのゲームの

スタッフロールを見ることのみが生き甲斐となっていた。

 

要するにただのクズと化していたわけだ。

 

1学期の期末考査が終わり夏休みが

幕開けた8月。 

 

夏休み用のゲームを買いだめするため

俺は中古ゲームショップに向かっていた。

 

自分は神戸育ちの人間なのだが

神戸の三宮にはセンタープラザという

兵庫県中野ブロードウェイ的な場所が

存在する。

 

要するにサブカルチャーオタク文化

密集された場所なわけだが、

学校の友人が「ここの3階のコーナーにある

ゲームショップがまじで穴場なんだって!

これホント!中古でゲーム買うなら

ここまーじサイコー!いやこれホント!」

と強く勧めてきたのだ。

ちなみにこの友人はK君ではない。

 

ここまで言われたからには

残りの人生全てをゲームに

託している俺としては行かないわけには

いかない…

 

そうやって俺は中古ゲームを

買ってくるぞと勇ましく

露営の歌でも歌いそうな気分で

意気盛んに家を出たのだ…

 

出たはずなのだ俺は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ここは…

 

 

 

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後々、発覚したことだが

友人は2階と3階を勘違いしていたらしい。

 

2階には確かに中古ゲームショップが存在したのだ。

 

しかしそんなことを当時の俺は知る由もなく

「ここが穴場かぁ~とらのあなだけに」

などとアホなこと思いながら虎穴に

入るのであった。望みの虎子が置いてあるわけが

ないとも知らずに…

 

 

店の中には大学ノートのような厚みの本が

所狭しと陳列されていた。

最早ゲームのゲの気配もない。

 

そう思っていた時とある本が目に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 こ、これは!?

テイルズオブジアビスのヒロインのティアさん!

なんだこれは!攻略本かファンブックかなんかか!

 

 

後ろを見ていると試し読みのページが付いている…

 

 

 

 

アヤタカ少年は禁断の書のページを開いた…

※刺激的な画像が表示されます。

一応やばそうな所は隠していますが苦手な方は

引き返したほうがいいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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そこには生まれたままの姿にされたティアが

複数の男に身体を弄ばれる様子が描かれてあった。

 

 

 

男達がティアの美しい肢体に触れる

男達がティアの締まった尻を揉む

男達がティアの実った胸を舐める

男達がティアの神聖な唇を奪う

 

 

「なんだ…これは…

俺が…大好きなゲームのキャラクターが

スケベな男たち無茶苦茶にされている…

裸にされて好き放題されている…

エッチなことをされている…!」

 

 

頭にスタンガンの電流を流し込まれたような

気分だった。

 

何が起こっているのか。

何を見ているのか。

頭の中でものすごい勢いで吸収されていく

知識を脳が受容しきれない。

全く働かなくなった頭とは裏腹に

俺の身体は高揚し、体温はあがり、

息使いは荒れ、股間はズボンを押し上げていく。

 

 

 

男達に汚されるティアを見て

俺の心臓の鼓動が嫉妬をしたのか

胸の内側から

ドクン………!ドクン………!とノックをする。

 

その女性は俺のご主人がずっと好きだった女性なのだ。

俺のご主人の大切な人に手を出すなと代わりに

心臓が訴えてくれているようだった。

 

 

 

 

 

しかし俺の心臓の訴えなどお構いなしに

ティアに群がっていた男共はとうとう

信じられない行為にでた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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俺が今までずっと排泄器官としか

認識していなかったブツを、ティアの股間

挿入し始めたのだ。

 

「え…チンコ?

え、え……え!?

な、何してんのこの人たち!?

え、え!!チンコってそのためにあったの!?

小便を排出するためだけではなく…

じょ、女性のあ、穴に挿入るために…」

 

生まれた意味を知った瞬間であった。

生まれた意味を知るRPGのゲームの同人誌で…

 

 

少年は今、知恵の実を食べたのだ。

 

THE HIGH-LOWS「二匹のマシンガン」

という曲で甲本ヒロトは言った。

アダムの罪がリンゴなら僕らはレコードだと。

 

アダムとイブの罪がリンゴ

甲本ヒロト真島昌利の罪がレコードならば

俺の罪の始まりはクリムゾン先生の同人誌だった。

 

 

圧倒的な情報の洪水を凌いだアヤタカ少年は

その洪水には第二波があった。

 

 

男達の股間から小便…いやちがう。

白くドロっとした謎の液体が

ティアに向けて発射されたのだ。

 

その液体は俺のトランクスを汚した

あの液体に酷似していた…

 

「ま、まさか…!こ、これは…!」

 

ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!

俺の心臓のノックのスパンは限界まで

速くなっていた。借金取りが集金で

荒々しくドアをノックするように

いつ俺の胸がドアのように心臓に

蹴破られてもおかしくない状態であった。

 

 

 

その時…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガシィッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何者かが少年の肩を掴んだ。

神が俺を罰しにきたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

店員さん「すいません。お客さん学生様ですよね?

未成年の方のお立ち入りご遠慮頂いてるんですよ。」

 

知恵の実を食べたアダムとイブは

神によりエデンを追放されたという。

 

アヤタカ少年もまた、知恵の実を食べたことにより

店員さんにとらのあなを追放されることとなった。

 

 

 

 

帰り道のことはよく覚えていない。

俺は本来の目的であったゲームのことすら忘れ

手ぶらで家へと逃げるように帰った。 

 

 

 

 

その日の晩、俺は夢を見た。

 

目が覚めるとそこは森の中…

上を見上げるとそこには

一糸まとわぬ女性が木の上の幹に

腰かけている。

テイルズオブジアビスのティアであった。

 

ティアは「いらっしゃい…」と言わんばかりに

俺に手招きをした。

 

自分の姿を確認すると

俺もまた褌ひとつ付けていない

生まれたままの姿で立ち尽くしていた。

 

俺とティアはそれこそアダムとイブのようであった。

 

誰もいない森林で二人は交わった。

 

あの本で男がやっていたように

俺のブツをティアの股間にあてがい

ゆっくりと中に挿入る。

 

見様見真似だが決してあの男達が

やっていたように荒々しくではない。

 

互いが生きていることを実感するように

お互いを抱きしめ合った。

暖かなぬくもりだ。

このぬくもりを知ってしまったからには

もう他に何もいらない…

そう思えるような優しい感触。

 

 

ぼくらは一つになるとカルマを

口ずさみたい気分だ。

 

 

くたびれた理由が重なって揺れる時に

生まれた意味を知るとは藤原真央さんも

よくぞ言ったものだ。

 

俺もティアと重なってティアの乳が揺れるのを

見ながら生まれた意味を知ろうと腰を振る。

 

 

 

この行為が「セックス」という名前であることを

少年はまだ知らない。

 

名前も知らぬ行為に少年は夢中となり

快楽の果てに股間からあの液体が射出する。

 

とらのあなで見たあの屈強な男達が

ティアに注いでいた液体…

 

今、俺も彼女の中に…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間に魔法が解ける。

 

俺の夢の世界に終焉をもたらしたのは

灰かぶり姫の0時を告げる鐘の音ではなく

聞きなれたあの声だ。

 

 

 

 

 

 

 

「ホーホー…ホッホー」

 

 

 

 


モールス信号のごとく一定の間隔で

反響するキジバトの鳴き声。



催眠術にかかった者が暗示を聞いて

術から解けるようにアヤタカ少年は

その鳴き声で朝、目を覚ます。

 

いつもと変わらぬそんな朝…

 

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いつもと変わらぬ朝であった。

ティアが隣にいない…いつもと変わらぬ朝。

目を閉じて両手を前に回しても…

もうあの優しいぬくもりを味わうことはできない。

代わりに薄いタオルケットの感触が

今、俺がいる場所こそが現実であることを

許容していく。

 

 

だがいつもと違うと感じた場所が一つだけ

あった。

 

 

あの液体だ。

あの液体が下着に付着していたのだ。 

 

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…ああ

 

なるほど…

 

そういうことだったのか…

 

 

 

俺のパンツを汚していたのは君だったのか

俺がエイズだと思い込んでいた正体は君だったのか…

 

 

 

奇病の正体が予想外過ぎた件

 

想像妊娠ならぬ想像エイズを1年近く

煩っていたアヤタカ少年。

 

この謎の液体がエッチなことを想像した時に

放出され、そういうエッチな夢を見たときに

あの寝小便のような現象が起きるということを

ようやくこの朝理解した。

 

後にこの液体の名前を精子

この現象の名前を夢精であるということを知る。

 

なんということはない

 

生死のかかった問題だと思っていたことが実際は

精子がパンツにかかっただけであったということだ。

 

一つ大人になるために購入したトランクスを

一つ大人になった証の精子で汚される…

軽く一曲ブルースを作れそうな滑稽さがある。

 

少年はこの朝、アヤタカ少年から

アヤタカ青年へと完全変態した。

 

そしてアヤタカ青年はこれを機に

性に関心を示していくことになる。 

 

しかし彼は知らなかった…

好奇心は猫を殺すということを…

 

その性への探究心が原因で…

恐ろしい体験を味わうということを…

 

オナニーマスター綾鷹 第七発に続く…

 

 

 

 

今回紹介したクリムゾン先生の同人誌

「ティアの涙」はこちらで購入できます。

https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ026462.html